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問わず語り!


by xfrou_froux
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No.56 人形変身譚

 児童文学とか、子ども向けのファンタジーに首までつかっていたので、当時頭の中で作っていたおはなしもそういうのが多かったです。
 人形やぬいぐるみは、実はまほーをかけられて、世をしのぶ仮の姿に変えられているのであって、ほんとうの姿は人間だったり妖精だったり天使だったりするのです。それで、主人公を見守ってくれたりあたたかく包みこんでくれたりするのです。
 まあ、青く酸っぱい時代にこしらえたおはなしなんて痛すぎますから、ほぼすべて闇に葬り去り抹消済みなわけですが、ふとしたはずみで記憶の奥底から出てきてしまったようです、今回。
 体調不良のため、桜だ花見だという世間の風潮にもまったく関与せず、ふとんでふにふに寝ていた今日このごろ。
 理性や理論といった、成長するにつれてあとづけされたものはなりをひそめ、頭の中は未熟期の感性や感覚でかなり満たされていました。
 とりとめもない考え、とりとめもないおはなし。そういったものにうっかりひきずられて、ほかにもさまざまなおはなしが渦まいたのですが、とりわけ、またたくまにできあがってしまったのが「さよなら、テディベア」でした。
 たぶん通常の頭では考えつかないです。
 最近、テディベアに関する雑誌記事を読んだので、それが引き金なのかもしれませんが。
 つまりは、子どものときの館長はこんなおはなしばかり考えていたってことです。
 冷静になったら削除するかなという考えもよぎりましたが、ひらきなおって記念に収録です。
 しかし、子どものころだったら、こういうおはなしは男女のペアにしていたような。あるいは、無性の超存在と少女とか。
 それを少年どうしのペアで設定したところが、今の自分のなにがしかを物語っているようです。
 男女ペアだったらこの状況はちょっとえろちっくだよね、と思いましたが、少年どうしにしても、あまりそのあたりうすまっていない気がしますか、きっと気のせいです。
 ああ、病み上がりのせいか文章がおかしいですね。
 書き逃げ失礼。
by xfrou_froux | 2006-04-07 17:57